PaaSから考えること
PaaSから考えること…
PaaSに関わると何年もブログを書かなくなる(笑) いや、マジで気ぜわしい業界に絡まれた日にゃ1年が4年分くらいに感じて毎日毎日違うことやってるようで飽きないですが気ぜわしい業界に巻き込まれるまで一般市民的にやってきた趣味だとか習慣は剥奪されますのでそういう犠牲を覚悟できる人にしかお薦めできません。今で言うとソーシャルアプリ業界はもっと酷いって言う噂だけは聞いてますのでクラウドはまだマシな方かな。
で、実際もう3年クラウド業界にいますがPaaS見てて思うのはやっぱり奥が深いってことですね。技術的なお話じゃ全然なくて歴史的なお話。多分ほとんどの方がご存知だと思いますがAWSは元々EC屋でGoogleは元々広告屋でSalesforceは元々ASP屋です。PaaSはそれぞれの本業で必要にかられて整備したインフラのパブリック提供。
つまり、商売やってて商用車が増えて駐車場が必要になって土地買ってみたら空きスペースに「お、自動販売機置いたら儲かるんじゃね?」みたいなことですよね。そう後付け。それがすごい。結局、人間の思考回路って上層から下層に落として行かないと良い物にならないんだなって再確認できました。
昔から何でもレイヤーにする話って途中からですよね。みんなが好き勝手やってる途中で収集がつかなくなって誰かが「ちょっと待って!整理しよう」っていうノリじゃないかな。だからなんて言うか下層から積上げるべきだとか理想論で考えても木を見て森尾由美みたいな結果になっちゃうんだろうなって。
あとはやっぱり自分たちのリソースを商売につなげられるセンスを見習いたい。自分たちにも今すぐそこにも金のなる木は足元に落ちてるはずなんだ。やっぱり仕事に追われて気ぜわしい毎日の中ではなかなか見つけられないんだろう。はっ!そういうことか!プラットフォームに乗っかるってことはそういうことか。騙されないようにしよう。